JHRS2024 第70回日本不整脈心電学会学術集会

会長挨拶

会長:夛田 浩

夛田 浩
福井大学医学部循環器内科学

会長:草野 研吾

草野 研吾
国立循環器病研究センター心臓血管内科

 「第70回日本不整脈心電学会学術大会(JHRS2024)」を、2024年7月18日(木)~20日(土)の期間で、北陸の金沢市で開催させていただきます(ICD/CRT合同研修セミナーは7月27日にオンライン開催)。ポスターデザインは、不整脈らしさを現すためにカテーテルアブレーションで使用する3次元マッピングから着想を得たことによる派手な色彩となりましたが、皆様におかれましても親近感をお持ちいただけるものと思います。

 私たち2人は、約30年前に、国立循環器病センター(現・国立循環器病研究センター)の同期レジデントとして、臨床不整脈の勉強を同時に始めました。下村克朗部長(当時)のもと、大江透先生、鎌倉史郎先生、相原直彦先生、栗田隆志先生、須山和弘先生、清水渉先生、小坂井嘉夫先生と著名なスタッフが、アブレーション・デバイス・遺伝性不整脈の基礎と最前線の臨床を教わり、その教えを引き継ぎ、各自で発展させ、現場の最新治療に、また後進の指導に当たって参りました。この間、不整脈診療は進歩が著しい分野となりましたが、本学術大会でも、私たち2人が得意とする不整脈の各分野で最先端の診療について、招待講演、ディベートセッション、シンポジウムを企画いたします。不整脈診療の裾野を広げることも重要な題材としてとりあげ、メディカルプロフェッショナルへのトレーニングセッションや、若手医師が不整脈に興味をもってもらえるような教育セッションも多数用意いたします。

 本学術大会が参加する皆様にとって充実した会になるよう、2人で精一杯努力する所存です。多くの皆様に7月の金沢にご参集いただけますよう、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。